卵巣年齢の検査・費用について

卵巣年齢の検査・費用について

不妊の検査や治療を受けたカップルは5.5組に1組ですが、実は3組に1組のカップルが不妊かも?と心配したことがあると言われています。 その中でもやはり気になる項目の一つが「卵巣年齢」ではないでしょうか。自分の卵子がどれだけ残っているのか知りたいと思ったことのある人は少なくないと思います。

卵巣年齢を知ることは、ライフプランの設計や妊活・不妊治療の計画を立てるのに役立ちます。 今までは卵巣年齢を知るためには、不妊治療クリニックや婦人科で「AMH検査」を受ける以外の方法はありませんでしたが、
卵巣年齢チェックキット「F check」】を使うことで自宅にいながら簡単に検査を受けることが可能になりました。 今回は卵巣年齢の測定方法や費用について説明します。

卵巣年齢の測定方法は?

卵巣年齢は卵巣に残っている卵子の数が何歳相当であるかを表すものであり、「AMH(アンチミューラリアンホルモン又は抗ミュラー管ホルモン)」というホルモンの値を測定することによって知ることができます。 このAMHの値を測る検査を「AMH検査」と呼び、検査は採血によって行います。AMHの値は生理周期に左右されないため、受けたいと思ったタイミングで検査を受けることが可能です。

卵子の質はある程度、年齢と比例すると言われていますが、卵子の数の目安を示す卵巣年齢は必ずしも実年齢と連動しているとは限らず、20代後半でも閉経時に近い卵巣年齢、 AMHの値を示すことがあります。その為、この卵巣年齢を早いタイミングで知ることで、妊活・不妊治療をどの程度急ぐ必要があるかを考えるための検討材料にすることができます。

※卵巣年齢やAMHの値はあくまでも残っている卵子の数の目安を示す数値あり、卵子の質や妊娠率を示すものではありません。 ※そもそも「卵巣年齢ってなに?」と思われた方は、こちらの記事をお読みください。

検査方法と流れ

卵巣年齢を調べる方法には、不妊クリニックや婦人科クリニックなどで検査を受ける方法と卵巣年齢チェックキット「F check」を使って自宅で検査する方法の2つがあります。

□ クリニックで検査を受ける場合
1 AMH検査を受けられるクリニックを探し予約をする。
2 クリニックで採血による検査を受ける。
3 後日、クリニックで検査結果を受け取る。
 *クリニックによっては検査結果を郵送してくれることもあります。

□ 卵巣年齢チェックキット「F check」を使用した場合
1 検査キットを「F check」のWebサイトで購入し取り寄せる。
2 キットの手順に従い自宅で指先から採血を行い、指定の検査機関に採血した容器を郵送する
3 郵送後約10日で検査結果をWebサイト上のマイページから確認する。

検査費用とメリット/デメリット

次はクリニックでの検査とF checkを使用した検査について、それぞれの費用とメリット/デメリットをお伝えします。 まずは費用についてクリニックとF checkを比較しましょう。 まず、クリニックでAMH検査を受ける場合、目安としては8,000円前後の費用がかかります。 (AMH検査は保険適用外の自由診療であるためクリニックによってかかる費用が異なります) 一方、F checkを使用して自分で検査をする場合は19,980円(税抜)の費用がかかります。

続いて、それぞれのメリットとデメリットについて整理します。
クリニックで検査を受けることのメリットは、検査後の医師への相談がスムーズであることでしょう。 また、検査の採血も医師や看護師が行うことに安心を感じる方もいるかもしれません。

しかしデメリットもあります。 それは、時間がかかることです。クリニックでAMH検査を受けるには、まずはAMH検査を受けられるクリニックを探すことから始まります。 AMH検査はどのクリニックでも受けられるわけではない為、事前にクリニックを探して予約する必要が出てきます。 お住いの地域によっては近くにAMHの検査を受けられるクリニックがなく、通院に片道1時間以上かかる場合もあります。 また、仕事が忙しくてなかなか通院できる時間がない方もいるでしょう。

そしてさらに、不妊クリニックや婦人科は混んでいることも多いため、待ち時間も長くかかることがあります。
また、8,000円前後の費用では収まらないこともあります。というのもAMH検査を受ける場合は最低でも初診料が追加でかかるからです。 そう考えると、F checkを使用して自宅で検査できることにも、一定のメリットがあると思います。 Webサイトで購入するだけで自宅にキットは届き、自分の時間の都合に合わせて検査が可能だからです。

クリニックで検査を受ける、キットを使って検査を行う、いずれにしてもメリットとデメリットがあります。
しかし、どちらにしても自分の卵巣年齢を把握しておくことは、ライフプランや妊活を考えるうえで大切です。 ご自身のライフスタイルや、お近くのクリニックの状況などにあわせて自分にあった検査方法を選んでいただきたいです。

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